これからマイホームを計画するあなたがまず悩むのは、平屋にするのか、2階建てにするのかだと思います。
それは、価格や税金だけではなく土地の大きさや立地条件といった様々な観点からも紐づきます。
今回はそんな悩みを解決するためのポイントを解説します!
平屋と2階建ての違い
平屋は近年とても人気傾向にあり、太陽光発電への取り組みで大きな屋根を希望する人も少なくありません!
しかし、開発された分譲地の1区画があまり大きくない場合もあるため悩んでしまう要因かと思います。
まずはそれぞれの特徴をみていきましょう。
平屋の特徴
平屋は見てわかる通り、1階建ての建物です。
しかし最近では、平屋と区分される建物は中2階やロフトがあったとしても平屋として造り出されています。
・家族が1つになれる空間の実現
・家事や掃除のしやすさ
・ユニバーサルデザイン(バリアフリー)空間の実現
・ライフステージの変化に対応
・大きな土地を上手く活用
・坪単価が2階建てより高価
2階建ての特徴
2階建ては上下の住居空間を設けることができるので狭い土地の活用や二世帯住宅などへの需要が高まっています。
・土地の広さはあまり重視せず建てられる
・部屋数を設けられる
・坪単価が平屋よりも安価
・陽当りを確保しやすい
・プライベート空間を設けやすい
・庭の広さを確保しやすい
土地の広さの違い
それぞれ住んでいる地域によって異なってくるのが、土地の広さ・土地の価格問題だと思います。
自分が考える家の建坪に合う土地を探し、条件が合致するまでには何を重要視すればいいのかを考えてみましょう!
敷地面積
広ければ広いだけお金がかかるわけではありません。
その地域によって土地の金額や税金はかなり変わってきます。
立地や土地の広さを重要視するのであれば土地代を高めに設定して探すこともありだと思います!
なお、建売住宅などでよくみられる敷地面積は200㎡(60坪)くらいが主流化してきています。
建物面積
家族4人暮らしの場合、30坪~38坪くらいの大きさが好まれる傾向にあるようです。
しかし、その家庭の用途によっては2.5世帯くらいの40坪~45坪と広く設定する家庭もあります。
地域によって建物を建てられる建ぺい率が決まっていると思います。
建ぺい率によってその土地に建てられる建物の大きさが変わってきますので注意しましょう!
建ぺい率=建築面積÷敷地面積×100
家族構成と世代の違い
家族の人数によって部屋数が異なったり、ライフステージの変化によっても異なったりしてきます。
また、平屋の場合は部屋数を設けにくいなどのデメリットをもっており心の中では『平屋に住みたかった!』と思っている2階建て住人も多く存在します。
家族が増える予定
先を見据えて将来設計をし、部屋数を設けなければいけません。
・2人欲しいから2つの子供部屋を用意する
・2人だけど男の子2人だから2人で1つの部屋でいい
・2人いるが子供部屋は設けず寝室は家族一緒がいい
同じ子供2人でも考え方は様々です!
したがって、平屋も2階建ても子育て世代に向き不向きはあまり存在しないことがわかります!
老後は2人
「老後のことも考えて平屋に住みたい!」
そんな風に想い、平屋で設計をする人も増えてきていますよね!
平屋はバリアフリーを充実させるために、とても良い選択だと思うんです♪
足腰が悪くなってからだと2階へ上がることが困難になってしまうなど、様々な壁が訪れてきますよね…。
1階部分だけで生活のすべてが完結し、長く住むことができる環境造りは今後も必要不可欠なことだと感じます。
間取りの違い
平屋と2階建てでは間取りの主要部分が異なってきます。
平屋の場合、リビング・ダイニング・浴室洗面はもちろん寝室や子供部屋までもが1階部分にのみ造られます。
2階建ての場合、寝室や子供部屋を2階部分に設ける家庭も少なくありません。
逆に、陽当りなどを考えて2階部分にリビングを設ける場合もあります。
2階建て住宅は、1階部分2階部分に居住スペースを設けることができるのでそれなりの広さを確保することができるのはとてもメリットですね!
生活動線の違い
洗濯物の干す場所もその家庭によって異なってきますよね。
平屋だから1階に干す、2階建てだから2階に干す、なんて単純な話ではありません。
2階建て住宅だって1階にがっつり干していいんです!
住宅を設計するタイミングでなぜか2階のベランダに設けられるランドリーラック…
それ、1階でもよくない?と私は思ってしまいます。
結局洗濯機は1階ですし…
平屋と2階建てどっちにする?特徴や違いまとめ
結局は考え方ひとつでどんな住宅でも生活はしやすくなるということですね!
平屋の良さも2階建ての良さもそれぞれあることを踏まえてマイホーム計画をしていきましょう!